ソフトウェア工学研究会での発表

11月30日、12月1日に香川県高松市で行われたソフトウェア工学研究発表会で、研究発表をして参りました。

以前に論文発表した2038年問題への対応事例から少しテーマを拡張して、32bitシステムから64bitシステムへのシステムアップグレード時の課題解決をテーマに発表しました。全銀ネットの問題にも何かしら通底しているように思います(報道内容だけでは判断できませんが)。

提案した手法では、FreeBSD13.2-RELEASE(amd64)に含まれる問題を2点検出しており、私自身は全く知識を持たないソースコード上の問題点を、ごく短時間で指摘できています。もう少し一般化してから、また発表しようと考えています。

研究発表会の他の方の発表も、とても興味深く拝見しました。解き方のわかっていない問題に対するチャレンジを、若い世代の方々が頑張っておられるのを見て、また周りの先生方からのご指摘や研究に対するヒントなどをお聞きでき、大変良い刺激をいただきました。

懇親会も含めて、リアルでないと体験できない貴重な体験ができました。